商品・サービスだけでなく
“企業の社風”を伝える
メンテナンス・レジリエンス
染めQテクノロジィ様
染めQテクノロジィ様は、2023年に「メンテナンス・レジリエンス」に、ご出展いただきました。出展がきっかけで、新たな顧客獲得に成功。事業を拡大されています。
茨城県猿島郡五霞町に構える本社で様々な商品を研究開発し、お客様の課題解決に挑戦し続けています。
今回のインタビューでは、展示会をどのように活用しているか、お話を伺いました。代表取締役 菱木貞夫様とSDユニット・SD3チーム 副部長 岩田清美様に聞きました。
建物やインフラの寿命を延ばす
弊社は、「お客様の困りごとを解決する」というモットーのもとで、年間200アイテムもの製品を開発している会社です。
お客様の「困った」を解決する技術開発研究所ですが、中でも、高度成長期時代に作られた建築物の「再生」にチャレンジしています。

世の中の困りごとを解決するにはどうしたら良いか、そのことを考えて、事業をしています。
通常の経営では、売上や収益を最優先に考えるのが普通です。しかし、私はこの事業をスタートしたとき、既に高齢でしたから、「人生の最後に世の中の役に立ちたい」と考えました。
建物や社会インフラは老朽化していきますが、建物にも命があります。どうすれば、その命を延ばすことができるのか、そのように考えて、事業に取り組んでいます。

私たちの会社に寄せられるお困りごとでは、社会インフラや交通インフラに関することが多くあり、弊社では様々なソリューションをご提案しています。
「稼働が止められない中、建物を再生したい」というお声が多いのですが、「メンテナンス・レジリエンス」でも、そのような課題を持ったお客様がたくさんいらっしゃる展示会なので、出展しています。
プラント関係、インフラ関係、民間の工場関係の皆様、各自治体の皆様、そういった方々とのご縁ができる場として、大変有効であると感じています。
(工夫点1)注目を集める設計
多くのお客様にお立ち寄りいただけるよう、ブースのつくり方を工夫しています。
私たちが呼び込んで、お客様に来ていただくというよりは、お客様ご自身から寄ってみたくなる、そういったブースの作り方を心がけています。

(工夫点2)体感できる展示
お客様に向けて、よりわかりやすい展示方法を心がけています。サンプルやPOP、また、体感いただけるサンプルも準備しています。
実際に体感いただけるサンプルとしては、塗布した合成皮革や、密着力が体感いただけるサンプル。その密着力を生かして作った、衣服の内側にスプレー。体感温度が約2度下がる涼しくなるスプレーになります。
また、補強剤も展示をしています。トイレットペーパーの芯に塗っているものですが、握っても割れることがありません。こういった体感いただけるサンプルを展示しています。
(工夫点3)社内一丸の体制
展示会では、皆様とコミュニケーションできる貴重な場ですので、社員一丸となって対応できるよう体制を整えています。
お客様には、気軽にお声掛けいただければと思っていますし、ご質問いただいたことにしっかりと対応できるように準備しています。

(工夫点4)社風を伝える
展示会に来ていただいたお客様に、弊社の社風や会社の雰囲気を感じていただける、そんなブースを目指しています。
事業を進める上で、一番大事なことは「社員」です。
私が全てのお客様に対応することはできません。社員がお客様に対応します。その社員がイキイキとして仕事をおこなう、そのような企業になることが目標です。

展示会出展で新規顧客獲得に成功
「メンテナンス・レジリエンス」に出展したことで、新たな受注に結びついています。数多くの施工を実施させていただくことができましたので、大変有意義な展示会となりました。

例えば、大手鉄道会社様の事例があります。「終電から始発までの3時間の間しか施工できる時間がない、そんな中で補強工事ができないか?」というご相談をいただきました。
従来の工法では3ヶ月かかってしまうものが、弊社であれば短期間の1ヶ月弱で出来るため、ご採用いただきました。
現在、リモートワークが主流になってきていますが、対面でお客様と直接お話をする、そういった機会はすごく大事だと思います。多くのお客様とお話しできる機会ですので、展示会は非常に有効だと思っています。
